先日、阪神タイガースとオリックス・バファローズの日本シリーズ進出が決まった。
関西が地元人間の私としては、関西が話題になることはとても嬉しく思う。
オリックス・バファローズの本拠地である大阪ドームには残念ながら行ったことがないのだけど、阪神甲子園球場は高校野球もプロ野球も何回か観に行ったことがある。
今回はそんな甲子園球場の個人的な思い出の話を少し。
それは、私が中学生の頃に父と阪神vs巨人戦を観戦したときのこと。
新聞屋さんから阪神巨人戦のチケットをもらったので二人で観戦したのだけど、用意された席は阪神応援側。
父は関西人でありながら根っからのジャイアンツファン。
一方、私はゆるい感じでプロ野球を楽しんでいて、父が応援する巨人も地元球団の阪神どっちも好きというタイプだった。
なので私はどっちも頑張れ〜という気持ちで応援していたのだけど、父は阪神の応援モードにも乗ることなくほぼ仏頂面で試合を観戦。
(そんな空気でよく試合観れるな)と子供心に思いつつ、試合は進行し7回裏のタイガースの攻撃へ。
当時7回裏になると「ラッキーセブン」としてスタンドからジェット風船を飛ばすという風習があった(2023年の時点ではジェット風船は禁止みたい)のだけど、周りの虎ファンの方々が飛ばすようのジェット風船を配っていて。
そしてジェット風船は仏頂面で観戦中の父の元にも届いた。
さすがにいらん!といえるような空気じゃないので、断ることはしなかったようで。
そして一斉にジェット風船を飛ばすターンになり、根っからの巨人ファンの風船も無事空へ飛んでいった。
風船の思いが無事届いたのか(?)、その日は阪神が見事勝利。
大喜びで帰る阪神ファンの人混みにまぎれて、1人ふてくされ気味の父の姿がそこにはあった。
その時の私は試合が楽しくてあまり考えてなかったんだけど、いくらタダで巨人戦が観られるからといって、なんで敵側のスタンドで観戦したんだろう?と思うし、結果的に敵側全力で応援しちゃってたの、今になって思い返すととても笑えてくる。
とりあえず、野球を観戦するときは、ちゃんと応援している側の席で観た方がいいかもね(当たり前)。
それでは、また。